をお入れくださいますと、大変スム
ーズに診察を受けることができます。
糖尿病患者と非糖尿病の方を比較すると、EDになる確率が糖尿病患者のほうが2~4倍程度高くなるという結果があります。それは糖尿病による神経障害や動脈硬化が引き起こされるためです。
神経障害により、勃起に関する信号が伝わりづらくなることや、愛撫などによる性刺激のフィードバックが弱くなることが要因です。動脈硬化は海綿体組織の血管の拡張などを妨げ、勃起が弱くなってしまいます。
糖尿病によるEDに対してもED治療薬は有効です。非糖尿病の方と比べると糖尿病患者に対してはED治療薬の有効率は低くなりますが、ED治療薬3種類それぞれ50%前後です。薬の有効成分量が増えると有効率が比例して上がることが特徴です。
国内の製剤ではレビトラ20mgの改善率が一番高いといわれています。ここで一つ注意したいことは、ED治療薬はEDの根本治療ではないため、糖尿病の症状が進むと今まで効果のあったED治療薬も効かなくなるため、ED治療薬が効く間に糖尿病の治療を進めることが重要です。
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対象 | 糖尿病を有するED患者21名 |
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試験方法 | バイアグラ25mg・50mg・プラセボを1日1回までとして10日間にわたり性行為1時間前に経口投与し経過観察。 |
効果 | 25mg投与群で50%、50mg投与群で52%が「勃起が改善した」と回答。 |
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対象 | 糖尿病を有するED患者452名 |
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試験方法 | レビトラ10mg・20mg、プラセボをを1日1回までとして12週間にわたり性行為1時間前に経口投与し経過観察。 |
効果 | 対象よりIIEF勃起機能ドメインスコアを集計したところ、レビトラを投与することで勃起機能に有意な改善があることが確認された。また、10mg投与群と20mg投与群でも有意差が確認されており、20mgのほうが10mgよりも改善に効果があることがうかがえる。 |
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血管内の血液の圧力が高くなる高血圧は、血管に高圧の負担をかけるため血管が痛み易くなり、動脈硬化などをもたらします。勃起は細い血管に血液が流れ込み膨張することにより起こるため、血管が膨張しにくくなるとEDとして現れます。
そして、高血圧の治療薬の中には副作用としてED症状が現れるものが多数あるため、それも高血圧患者のED症状を引き起こす原因となります。
高血圧によるEDに対してもED治療薬は有効です。ED治療薬3種類それぞれ効果はある程度見込めますが、薬の有効成分量が増えると有効率が比例して上がることが特徴です。
利尿剤系、Ca拮抗薬、交感神経抑制薬、β遮断薬などの降圧剤を使っている方は、主治医に副作用としてED症状があることを説明し、他の薬剤への変更などを相談してみることも一つの選択肢です。高血圧が悪化するとEDも重症化するため、血圧のコントロールをすることを薦めます。
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対象 | 高血圧症合併を含むED患者258例 |
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試験方法 | シアリス10mg・20mg、プラセボをを1日1回までとして12週間にわたり性行為1時間前に経口投与し経過観察。 |
効果 | 対象よりIIEF勃起機能ドメインスコアを集計したところ、高血圧症のないED患者はもちろんのこと、高血圧症合併のED患者においてもシアリス投与は勃起機能においても優れた効果を示した。特にシアリス20mg投与は、10mg投与群よりも効果が高いだけでなく、高血圧症合併でないED患者よりもドメインスコアを伸ばすほどに効果が顕著である。 |
肥満(メタボリックシンドローム)や運動不足もEDの原因になりうるといわれています。肥満の指標とされるBMI(体重÷身長×身長)の数値が増えるほどEDのリスクが上昇するといわれています。
肥満により腹部に脂肪が付くと陰茎への血流が悪くなりEDの要因となるといわれています。運動によって男性ホルモンが分泌されやすくなりますが、運動不足が続くと男性ホルモン量も相対的に落ちるといわれています。
肥満(メタボリックシンドローム)や運動不足が原因となるEDに対しても、ED治療薬は有効です。しかし、ED治療薬のみならず、日常的に運動を取り入れることも大きな効果があります。
肥満中年男性に食事制限を行い、運動を取り入れることにより、8週間後に男性ホルモン(テストステロン)値の上昇やED症状の改善が見られたという治験結果もあります。ED治療薬を使用するだけでなく、健康的な生活での改善が見込めます。
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うつ病や統合失調症といった精神疾患もEDの原因となりやすく、さらにED患者はうつ病になりやすいといった双方向性もあるといわれています。
精神疾患により神経のバランスが崩れて、ED症状として現れるためと考えられます。さらにはうつ病・統合失調症などの治療に用いられる向精神薬では副作用としてEDが出ることもあり、それも含めてEDの原因と言えます。
うつ病・統合失調症の方にもED治療薬は有効とされており、ED症状があるのであれば、試す価値は十分にあります。
ED治療薬を4.5回程度使ってみても満足した勃起が得られず、性行為を行えなかった場合には服用中の向精神薬を副作用の少ないものに変更できないかを主治医に相談してみることも一つの選択肢です。十分な勃起を得られ易くするために、用量の高いものを選んだり、ED治療薬を服用した状態で自慰行為などを行い、薬の効果を実感してからパートナーとの性行為に及ぶと成功率が上がるといったデータもあります。
ED薬の併用においては、服用中のお薬との兼ね合いの判断や、薬用量調整などの、専門知識が必要なの為、抗精神病薬・統合失調症・抗うつ薬・うつ病によるEDでお悩みの方は、専門クリニックへの受診が望ましいと思われます。
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